重症者へのトシリズマブの研究
多分、この5/6までの自粛の基盤となった、本庶佑さんの緊急提言(4/6)は、
①PCR検査を毎日1万人以上に増やし、東京都実施のように無症状、軽症、重症に振り分ける。
②首都圏等の一ヶ月間の完全外出自粛で満員電車をなくし、全国への蔓延を待たず、医療崩壊を防ぐ。経済はその後。
③急性期にはアビガン、重症になったらトシリズマブ。
というものだった。
現在、
①は、ようやく都内各地の医師会が、危機感から動き出している。
②は、経済に配慮して中途半端な結果、全国に蔓延&医療崩壊中。かえって長引き、経済回復も遠い。
③アビガンは投与され始め、トシリズマブ(アクテムラ)は4/8に中外製薬が国内治験を発表。
政府の緊急経済対策費の100兆円のうち100億でもいいから、トシリズマブの研究者に出すよう、提言されている。
野戦病院状態であれば、一刻を争う。
かながわコロナ通信(神奈川県医師会)については、横浜を愛し横浜に長く暮らした者として、やや残念に思う。
ニュースにしては情緒に過ぎ、内容は検査拡充の反対、と古く凡庸で、見るべきものがない。
検査推進派の特定のメディアの出演者を、不安を煽り不快と非難するに至っては、感情論に目的を見失っている。
それにしても、どんな媒体も同列に表示してしまうネットニュースは、なんとかならないか。
つい、地方の一医師会を代表して発信する以上は、何か参考になる提言があるのかと期待して読んでしまい、時間を無駄にした。
会長とか副会長とか言ったって、田舎の専門外の町医者さんの集まりだ。
新型コロナの患者が検査を求めてうちの医院に来たら困る、というのが一番の本音だろう。
ここで取り上げる価値のない記事を敢えて上げたのは、報道の自由を護るため。
メディアは、一見専門家の肩書きに、どうか萎縮しないで、報道の使命を貫いて。
大丈夫とは思うけれど。
ご飯作ってくれる彼。
日曜日。